設計について
「長く愛される家」
こどもの頃に育った小さな木造の家、、、
まぶたに焼き付いた板張りの外壁、和室の障子、食堂の塗り壁等々、
どれも偽物はなく、大工さんやお職人さんが本物の材料で丁寧に作ったどこにでもあるような、ありふれた家でした。
1950年代以降、戦後の焼け野原からの復興のために急造で作られたプレハブ住宅が乱立し、現代では工業化住宅がむしろ当たり前になってしまいました。
外壁のサイディング、化粧シートの床や家具、ビニールクロス、、、
確かに簡単に安価に建築できるというメリットはあるでしょう。
でも私が住みたいと思うのは、お職人がモルタルを塗って作業した壁、無垢板の床、突板の家具、、、
年を経て劣化する新建材ではなく、むしろ経年良化していくような本物の材料に囲まれながら住みたいと思うのです。
そしてできれば、次代の人たちにも、引き継いでいけるような家を作りたい。
そんな思いで建築に携わっています。
「どんな敷地にも、最適なプラン、コストで」
建築会社の営業や設計に携わり、約700棟の住宅、ビル、レジデンスを作ってきました。
その仕事のなかで、日本の大手住宅メーカーが、長く残る良い家を提供するのではなく、いかに利益を上げて、クレームの少ない「ハコ」を提供しようとしているのかを見てきました。
「青組」では、どのような敷地であっても、長く残せる「良い家」を「最適なコスト」で提案いたします。